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最強のAIでプログラマ日本一に輝いたのは、なんと中学生!「CODE VS 4.0」実況中継 ver.2

CODEVS

 前回に続き、六本木・ニコファーレで開催された「CODE VS 4.0」決勝戦レポート第二弾!Bリーグの対戦もかなりの盛り上がりを見せました。そして見事に優勝し、プログラマ日本一の称号を手に入れたのは…?

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決勝戦Bリーグ、中学生ファイナリストが登場!

Bリーグには、thunderさん(2位)、kwrigさん(3位)、iwashi31さん(6位)、maroon_rkさん(7位)が登場。

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なんとmaroon_rkさんは15歳、中学3年生! 年齢制限がなくなった今大会でも、さすがに中学生の参加は少数。だが、そんな中から強敵を下しての決勝進出となった。
「うわー、若いですね!」と、きゃんちも大喜び。

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ちなみに通っている中学は解説の直大さんの母校で、所属も同じコンピュータ研究部の後輩だという。プログラミング歴3年とはいえ、これはサラブレッドの登場である。

Bリーグ第一試合:thunderさん VS kwrigさん

thunderさんは「CODE VS 3.0」でも決勝に進出した経験の持ち主。
「敵の城の位置を的確に推測し、拠点から一斉攻撃」というのが事前評価だが、本人の弁によれば、「いえ、推測ではなく、ちゃんと探索しています」とのこと。

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「AIに3つの名前があって、それがランダムで変わるんです」との本人による見どころ解説に、ランダムで3つの戦略を出してくるとはと一瞬会場がどよめく。
しかしその真相は、「いえ、変わるのは名前だけで、中身は一緒です」……がっかりだ!
ちなみに、この一戦で出てきたAI名は「aisaretAI」

対するkwrigさんはCODE VSへの参加は2.1以来3回目だが、決勝進出は初。「目標はリーグ3位です」と謙虚な抱負を語った。kwrigさんの戦略は「5方向に集中、敵の視野外から奇襲」

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さて、試合経過は、まずはthunderさんの1勝から始まった。しかし2戦目は、thunderさんの攻撃をkwrigさん側が受け切り、その間、ひたすら資源確保で地力を付けたkwrigさん軍が攻撃に転じて勝利。

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「速攻で攻め負けた場合、守備を固めるように作っています」という戦略がうまくはまった格好だ。3戦目も、当初は攻めに出るthunderさん軍だが、ターンが進むに従って、30:70、25:75、15:80、10:90と、生産力の差は圧倒的にkwrigさん側に。

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結局、1敗の後の3連勝で、kwrigさんが第一試合を制した。「うまく防御モードにはまってくれました」とは、kwrigさんの勝利の弁。

Bリーグ第二試合:iwashi31さん VS maroon_rkさん

「去年の暮れに、たまたまCODE VSを見つけて面白そうだなと思ったんです」と語るiwashi31さんは初参加。「まとめて大軍を送りつける」「流し込むように兵力を送り続ける」の2つの戦略を適宜使い分けるのが特徴という。「もちろん、できれば優勝したいです」と、謙虚な抱負の多い参加者の中では、珍しくストレートに希望を述べた。

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一方、決勝参加者では最年少、中学三年生のmaroon_rkさんのAIは、3方向攻撃を仕掛け、最後は3種類の戦闘ユニット(ナイト、ファイター、アサシン)のうち、1体当たりの攻撃力が高いアサシンを量産して敵の城にぶつける戦略。このナイト、ファイター、アサシンの3種のユニットは微妙に3すくみの関係にあり、1種に偏るのはそれなりにリスクも生じることになる。

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結果は、maroon_rkさんのアサシン・パワーが炸裂!敵城近くに作った拠点に集結したアサシンが怒濤の攻めを見せ、2戦目は落としたものの3対1で勝利。

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時に殴り合い勝負になり、「これはツボに入ったほうが勝ちますね」と言われても、なんとか競り勝った。

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「とにかく一回でも勝ちたいなと思っていたので嬉しいです」と、maroon_rkさん。

Bリーグ第三試合:thunderさん VS iwashi31さん

ランダムで名称が変わるthunderさんのAI、この第三試合では「kanojodekinAI」になっていた。「でもこれで優勝したら、彼女ができるんじゃないですか」という、解説陣の発言に、「いや、それはおかしいでしょう!」と思わず声が大きくなるthunderさんであった。

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しかし試合は、ストレートでiwashi31さんの3連勝。「この調子でもう一勝したいです」と、やる気満々。

Bリーグ第四試合:kwrigさん VS maroon_rkさん

第四試合は、初戦を勝利した同士の対決だが、どれも200ターン少々と比較的早い試合運びで、maroon_rkさんが3連勝。「ヤバイな、と思ったら勝てたのでよかったです」と、maroon_rkさん。

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Bリーグ第五試合:thunderさん VS maroon_rkさん

引き続き試合のmaroon_rkさんに、今度の相手はthunderさん。これまで通り、敵の城のすぐ近くまで進出し、着々と城攻めの軍勢を蓄えるmaroon_rkさん軍だが、「あれ、これ、アサシンじゃないですね?」の声

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「えーと、基本はアサシンを揃えるんですけれども、相手の防御が薄い場合には(生産コストのが低い)ナイトを作るようになっているんです」(maroon_rkさん)

攻めにも一工夫のmaroon_rkさんに、thunderさん苦戦。200ターンに達するかどうかという短期決戦で、thunderさん軍は、満足に攻撃を行えずに終わってしまうことも。3戦連続でmaroon_rkさんのストレート勝ちとなった。

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「これは、かなり相性の要素が強かったのではないかと思います」と直大さん。

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maroon_rkさんはこれで全勝でリーグ戦を終了。最年少の参加者が、Bリーグでは最初の決勝トーナメント進出を決めた。

Bリーグ第六試合:kwrigさん VS iwashi31さん

Bリーグ最終戦となる第六試合は、1敗同士のkwrigさんとiwashi31さんの対戦で、勝った方が決勝トーナメント進出という、どちらも負けられないギリギリの試合。

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1戦目はアサシン主体の攻めで、182ターンでiwashi31さんが勝利。

「とりあえず、最初は力押しして、それが上手くいかなかったらその時はまた別途対応、という戦略にしてあります」とiwashi31さん。

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2戦目もiwashi31さんが取ったが、3戦目はkwrigさんが一直線にiwashi31さんの城を攻め落として2勝1敗。毎回同じAIが戦っているというのに、1戦1戦、どう転ぶかわからないところがこの勝負の面白いところだが、まさにそんな展開を出場者たちも真剣に見守る。

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しかし4戦目は資源配置の運が若干iwashi31さんに傾き気味で、iwashi31さんが3勝目。2位通過で決勝トーナメントへの切符を手にした。「いい試合ができて嬉しいです」と語るiwashi31さんに対し、「当初目標通り、リーグ3位になれたのでよかったです」と、あくまで謙虚なkwrigさんなのであった。

そして決勝トーナメントの幕は開く

各リーグを勝ち上がったのは、mecha_g3さん、takaptさん、maroon_rkさん、iwashi31さんの4名。決勝トーナメントは、Aリーグ1位とBリーグ2位、Aリーグ2位とBリーグ1位で一回戦、その勝者同士で優勝決定戦が、敗者同士で3位決定戦が行われることになる。

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また、3勝連取だったリーグ戦に対し、トーナメントは倍の6勝先取。リーグ戦よりも運の要素が低められた設定となっている。さて、その勝負の行方は……。

トーナメント第一試合:mecha_g3さん VS iwashi31さん

「iwashi31さんのリプレイ動画を見て、『あっ、これは苦手な対戦相手だ』と思いました」というmecha_g3さんに対して、iwashi31さんは「想定していなかった対戦相手なので、どうなるか、ちょっとわかりません」というiwashi31さん。

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もっとも、「攻め」のiwashi31さんに対して、「守り」のmecha_g3さんという図式は、これまでの試合運びからは当然予想できるところ。

「やはり、mecha_g3さんが最初の攻めを守りきれるかどうかが鍵になるでしょうね」と直大さんも語る。

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山場は、1戦、2戦と落として、3戦目をmecha_g3さんが取り返して迎えた4戦目。堅い守りを見せるmecha_g3さんの城に対し、兵力を固めた波状攻撃を繰り出すiwashi31さん軍。押し寄せる城攻めの軍勢に、mecha_g3さんの城が1度……2度……3度……と堪えるたびに、会場から「ほおっ」とため息が流れる。流石の「ディフェンス力No.1」!

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「けれど、一見、HPバーに変化がないように見えても、その裏でダメージは蓄積されていくんです。ですから、強力な攻撃を何度も受けるとある時点でガタガタッと崩れてしまう危険性も……」と、語る直大さん。

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その分かれ目は、4度目の攻防で訪れた。「この攻撃を守りきったら、mecha_g3さんが勝ちです」と直大さんが言った直後、HPバーが急激に減少を始めた。反撃の機会訪れず!

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結局、5戦目以降も連続で取って、第一試合はiwashi31さんが勝ち抜けた。「うまく攻め込んでくれたので、なんとか勝つことができました」というiwashi31さんに対し、「予想通りの負け方でした」と語るmecha_g3さんだった。

トーナメント第二試合:takaptさん VS maroon_rkさん

第二試合は、大会初参加ながらAリーグで3勝を収めたtakaptさんと、Bリーグ全勝、いまや「アサシン中学生!」とまでかけ声がかかるようになったmaroon_rkさんとの対戦。

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事前の自己分析はそれぞれ、「状況に応じて対応するのがうまくはまれば勝てるでしょうが、外れたら全敗もありえるかも」(takaptさん)と、「takaptさんは強そうなので怖いです。震えっぱなしです」(maroon_rkさん)。

しかし試合は、maroon_rkさんが優勢。どちらも果敢に攻めるタイプで、いわば猛烈な“殴り合い”に突入するのだが、資源回収効率の差、敵陣への到達速度の差で、わずかにmaroon_rkさんが勝り、それが勝敗に結びついている感じ。

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4戦目こそtakaptさんが勝って一矢報いたものの、その前後は200ターンに満たない速攻で3勝ずつもぎ取って、maroon_rkさんが優勝決定戦に駒を進めたのだった。この中学生、ただ者ではない!

3位決定戦:mecha_g3さん VS takaptさん

「えーと。完全に消化試合ですよね?」と語って観戦者の笑いを引き出すtakaptさん。もっとも、3位になれば賞金も出る。賞金を獲得できたら何に使う?と尋ねられて、「昨日、ヨドバシで新機種のスマホを見て、欲しいなあと思ったんです」というtakaptさんに対して、mecha_g3さんは「会社の近くに引っ越したいなと思っています」。スマホ対引越しの対決!

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まずはtakaptさんの2連勝から始まったものの、そこから今度はmecha_g3さんが2連勝して、試合を振り出しに。

城の周囲に敵が来たら、その弱点ユニットを120まで作るように設定しています」とmecha_g3さん。一方でtakaptさんは「敵の城近辺にたどり着いて、相手がノーガードなら速攻でアタック。守りを固めているようなら、110ユニットまで貯めて攻撃に移るようにしています」と語る。

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お互い、MAXまでいくと(ユニット同士の強弱もあるが)10ユニット、takaptさんが不利。mecha_g3さんが守りを固めないうちに、攻めきれるかが鍵と言えそう。

ちなみに、「城の守備ユニットがmaxの120に達すると、攻撃に回ります」と言うmecha_g3さん。勝負の帰趨はそのmecha_g3さん有利に進み、後半戦はmecha_g3さんが連取して3位の座をものにした。

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優勝決定戦:iwashi31さん VS maroon_rkさん

そしてついに、「プログラマ日本一」が決する時がやってきた!

「23歳の意地を見せたい!」というiwashi31さん。賞金は何に使うかという質問には、「彼女にゴディバのチョコレートを買います」と、逆バレンタイン宣言。
この発言に、「リア充だ!」と怨嗟のコメントも。

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一方でmaroon_rkさんは、「本当に決勝に出られただけでも奇跡だと思っています」。賞金の使い道は、「海外で出版された、新しい本でいくつか欲しいものがあるんです」と回答。洋書の技術書を買っても、まだ賞金は余るのではとの質問には「えーと、将来、彼女ができたら、ゴディバのチョコを買おうかな?」と、見事な切り返し。ちなみにプログラミング歴は、iwashi31さんの約8年に対し、maroon_rkさんは3年弱でその差は倍以上だという。

解説の直大さんからは、「かわいい後輩とリア充の対戦だったら、かわいい後輩の方を応援してもいいですか?」と、思わずヒイキ宣言も飛び出した。

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実際の対戦は、1戦目、2戦目とmaroon_rkさんが連取。

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しかし3戦目はiwashi31さんが取り戻す。どれも200ターンに達するかどうかという早い試合運びだが、その内容は、資源の取り合いあり、壮絶な殴り合いありと、なかなか波乱万丈。

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「もうとにかく感動しています。いい試合ですよね」と直大さんも唸る熱戦に。
4、5、6戦とmaroon_rkさんが勝って王手を掛けるが、ここまたiwashi31さんが待ったをかけ、粘りを見せる。「まだまだゴディバは諦めません!」(iwashi31さん)。その意気やよし。

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しかし、8戦目をmaroon_rkさんがもぎ取り、ついに決着!

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並みいる猛者たちを退けて、なんと中学生が優勝したことに、会場もニコニコ視聴者コメントも騒然。惜しみない拍手と喝采が送られたのだった。

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こうして「CODE VS 4.0」の優勝はmaroon_rkさん、準優勝はiwashi31さん、3位はmecha_g3さんという結果となりました。

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でも、まだまだ終わりじゃないんです。感動のエキジビジョンマッチは次回2月23日(月)にお届けします。

この決勝イベントは「ATND」で告知・募集し、多数の来場者の方にお越しいただきました。ありがとうございます!

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イベント開催支援ツール アテンド : ATND

☆ルール説明とAリーグ戦の実況中継はこちらでどうぞ!

【CODE VS 4.0】年齢・国籍・学歴不問のプログラマ日本一決定戦がニコファーレで開催!vol.1 - Hack on Air - ゴキゲンに仕事するヒント満載!

 

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