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【ドコイク?キャリア】シニア層や派遣からの転職事例も!自動車・ロボット開発など採用が活発な製造業界

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アベノミクスの円安効果により、好調が続く自動車業界。好況の自動車業界をはじめとする製造業における最新の採用事情とは?
ここ数年にわたり、電気・機械・化学などの製造業界をウォッチしてきたリクルートキャリアのキャリアアドバイザー(CA)の松本徹さんに話を聞いた。

f:id:carraria:20160317165214j:plain▲株式会社リクルートキャリア キャリアアドバイザー 松本徹さん
新卒にて、教育業界に入社。営業およびシステムエンジニアを経験。2006年6月にリクルートキャリア(当時のリクルートエージェント)へ入社、情報システム部、兵庫にて技術者向けのキャリアアドバイザー、および法人営業を経て、首都圏の技術者向けキャリアアドバイザーに従事。現在に至る。

全般で好調。特に活発な採用を行っているのが自動車業界

アベノミクスの金融緩和政策により、円安が進行したことで、自動車メーカーは海外での販売が好調に推移。それに伴いサプライヤをはじめとする自動車関連企業の多くが、2014年度の決算で増収増益を発表した。その好調さから「2014年4月から完成車メーカー、サプライヤともに採用を活発に行っている」と松本さん。自動車業界の好調さに引きずられ、製造業領域全般においても「採用事情は好調だ」と言う。
ではどんな求人が多いのか。

最も求められているのが、電子回路設計などのエレ系のエンジニアです。また制御系エンジニアの求人も多いですね。そして生産技術のエンジニア。次いでメカ系のエンジニアですね。これまで自動車というとメカのイメージが強かったかもしれませんが、今の自動車は走行安全など電子制御の部分が多いので、エレ系や制御系のエンジニアのニーズが高いんです」

ではどんなスキル・経験なら自動車業界への転職が可能なのか。いくつか転職事例を紹介してもらった。

CASE1  OA機器のプリンタ設計から、自動車関連メーカーの機械設計に

「数年前だと自動車業界での経験が必須でしたが、今はそうではありません。例えば以前、自動車業界での機械設計経験が10年以上、英語上級レベルというスペックの方を求めていた外資系自動車関連メーカーの機械設計職に、OA機器メーカーでプリンタ設計をやっていた方が決まりました。設計経験は5~6年、もちろん自動車業界での経験はありません。英語も初級レベルというスペック違い。30代前半と若かったこともありますが、今なら30代半ばまでなら自動車業界の経験がなくても、同業界への転身が可能だと思います」

先の例はメカのエンジニアだったが、最近、増えてきているのが通信制御に関する知識を持っているエンジニア。走行安全機能の開発においては、通信機能が不可欠になっているからだ。完成者メーカーはもちろん、カーナビメーカーなどでも通信制御系のエンジニアのニーズが高まっているという。

「ただ自動車業界は今年度、かなり積極的に採用をしたため、一服感が出てきているんです。自動車業界に転職したいのなら、この3月までに動くのが得策でしょう」

自動車業界以外では、どんな業界で採用意欲が高いのか。その一例として松本さんが挙げたのが「ロボットにまつわる求人」だ。
「産業ロボットだけではありません。医療系ロボット、さらにはGoogleやソフトバンク・テクノロジーなど、エレメカ領域ではない企業もロボット産業に参入し、さまざまなロボットの開発に取り組んでいます。そのため企業でロボット開発の経験がなく、学生時代にロボットの開発に携わっていた、というだけでも今なら選考の対象となります」

そのほかにもセンサー関連の求人も増えてきているという。

派遣から正社員などキャリアアップ転職も今なら可能

また「派遣からメーカーの正社員への転職も今なら可能だ」と松本さんは言う。就職氷河期で正社員の採用がなく、派遣の道を選んだ人も少なくない。

CASE2 車載機器の派遣エンジニアが大手メーカーに採用

「3年前ぐらいまでは信じられないような採用の例がここ1年ぐらいは登場しています。先日も20代後半の車載機器の開発をしていた派遣エンジニアが大手メーカーに採用が決まりました」

派遣から正社員だけではなく、中小から大手、より上流職へのチェンジ、第二新卒など、キャリアアップを目指した転職も今はチャンスだそう。

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「20代から30代前半ぐらいの若手が対象となりますが、大学時代の機械設計の知識を生かして、保守の仕事から設計職へと転職した例もあります。また小さな企業から大手への転職例も増えています。出身会社の規模を問わない会社が増えているんです。ただし、このようなキャリアアップを目的としたいのなら、今が最後のチャンス。来年度は厳しくなるという予想があるからです。そろそろその兆候が見えていますからね」

では、30代後半から40代の転職事情はどうなっているのか。松本さんは「若手に比べると厳しいですが、でも転職を考えるのなら今でしょうね」とアドバイスする。

CASE3 46歳の半導体製造装置のサービスエンジニアの内定事例

最近の40代の事例として松本さんが紹介してくれたのが、46歳の半導体製造装置のサービスエンジニアのケース。英語ができるということが評価され、プラント関連機器の大手メーカーのサービスエンジニアとして内定が出たこともあるという。
「従来、このプラント関連機器メーカーでは、30代半ばぐらいまでしか採用していなかったんです。こういったイレギュラーな転職ケースが登場するのは、採用活動が好調な今だから。シニア層で転職を考えているのなら、今すぐ、動いてほしいと思います」

地域にこだわらないことが、転職可能性を高める

そのほかにも、ニュースには表れないが、転職が厳しいと言われているシニア層の採用実例があったという。ある完成車メーカーが今年度、シニア層の半導体エンジニアを10人以上の採用をしたというのだ。

CASE4 シニア層の半導体エンジニアを10人以上の採用

「電子部品の開発過程において、半導体メーカーとの折衝は不可欠です。その折衝をしやすくするための採用でした。このように半導体を主業としていないメーカーが、半導体エンジニアを求める例も、多少ですが登場しています。モバイル向けのエンターテイメントコンテンツを提供している会社が、FPGAの制御に携わっていた人を求めていたんです。半導体エンジニアで将来に不安を感じているなら、動いてみてはいかがでしょう」

「転職活動はやってみて損はない」と松本さんは言う。もちろん転職活動をすると、その分、時間は取られる。しかしそれに見合う以上のメリットも得られるというのだ。
現職の良さも知ることができるんです。もし、転職の時期でなければ、今現職で何を頑張ればよいかも分かると思います」

そして最後に松本さんが転職活動を成功に導く秘訣として挙げてくれたのが、「地域にこだわらないこと」。メーカーの開発拠点は地方に置かれていることが多い。したがって勤務地にこだわってしまうと、見つかりにくくなってしまうからだ。

CASE5 東北に開発拠点のあるサプライヤの設計職に採用

分析装置のサービスエンジニアだった人が、東北に開発拠点のあるサプライヤの設計職に採用されました。このような転職ができたのも地域にこだわらなかったからです」

エレ・メカ系のエンジニアで転職を考えているなら、今がチャンス。まずはどんなキャリアが描けそうか、「ドコイク?キャリア」でチェックすることからはじめてみてはいかがだろう。

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先輩たちはどこに転職したんだろう。ドコイク?キャリア

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