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【ドコイク?キャリア】インターネット業界が、プライベートでのコミュニティ活動や実績を重視する理由

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2012年までは、ソーシャルゲーム系企業が100人単位の募集を行うなど、活況を呈していたインターネット業界。現在はどのような状況にあるのか。
最新の転職事情について、5年前からインターネット業界を担当しているリクルートキャリアのキャリアアドバイザー(CA)進地浩平さんが語ってくれた。

リクルートキャリア キャリアアドバイザー(CA) 進地浩平さん
▲リクルートキャリア キャリアアドバイザー(CA) 進地浩平さん
新卒でSEとして80名程のソフトハウスに入社。プログラミングや設計の経験を計4年間経た後に2005年に現職へ入社。ITや製造業出身の技術者領域を中心にサポートを担当。2010年からネット領域を担当し、エンジニア、デザイナー、プロデューサなどの経験者を支援している。

メーカーなど非インターネット系企業も採用?

「数年前まではグリーやDeNAなどのソーシャルゲーム系の会社が、年間に100人単位の採用を行っていましたが、2012年にその状況も収束しました。今はこのような大量採用をしているような特定領域はありませんが、相変わらず、インターネット業界の採用事情は活発です」

求人数は多くはないが、さまざまな企業が採用を行っており、進地さんも追い切れないほど、その情報はめまぐるしく変わっていくという。

インターネット業界の中で最も採用ニーズが高いのが、「Webアプリ開発のエンジニアです」と進地さん。最近はゲーム系やEC系などのインターネット系企業に加え、SIerもWeb系のエンジニアを求める事例も増えているという。クラウドの普及により、ますますエンタープライズシステムのWebシステム化が進んでいること、そしてタブレットやスマートフォンの普及などがそういったニーズの後押しをしていると考えられる。

一方ディレクターやプロデューサーなど企画系の人材はどうか。エンジニアよりは募集は少ないとはいうものの、最近、面白い動きがあるという。少数ではあるが案件として登場しているのが製造業など、インターネット系やIT系以外からの求人だ。

「B2Cのビジネスを展開している企業を中心に、TwitterやFacebook、LINEなどのソーシャルメディアをマーケティングに活用したいと考えている企業が増えているんです。しかし社内にはそのようなソーシャルメディアの知識のある人材がいない。そこで外部から採用しようという動きになっているんです。採用人数は少数ですが、飲料メーカーや自動車メーカー、化学メーカーなど誰もが知っている有名企業が募集していました。このような動きはこれからも続く可能性があります」

インターネット系からメーカーへの転職。これまではあり得なかったような転職事例も出てきているというのだ。実際にゲーム会社のディレクター職だった人が、駐車場事業やレンタカー、カーシェアリング事業などを展開している大手不動産業でWeb事業のマネジャーとして転職したという。

フルスタック人材のニーズ増加、一方でスペシャリスト採用も

しかしながら、大手企業への転職はそう容易なことではないという。一般的にインターネット業界内では、数人の小さな企業からアマゾンジャパンやDeNAなどの大手企業に転職するケースは珍しいことではない。
インターネット系企業では社格を気にすることはありません。それよりも重視するのは、その人がどんな経験を積んできたのか。むしろ小さい企業でデザインやコーディング、さらにはSEOなどWebサービスのすべてに関わっていたような人が、採用されやすいケースがあります。通常は分業されるような複数の技術分野、サービス工程の知識を持ち、サービス全般を一人で担当できるような人材ですね。
インターネット系企業の場合、サービス単位でチームを組んで任されるためです。経験さえマッチしていれば、前職の会社の規模などは問わないんです。ですが、先述したようなメーカーへの転職となると、経験はマッチしていても出身企業が問われたりするので、そう簡単にはいかないケースもあります」

とはいえ、インターネット大手企業の優秀なディレクターやプロデューサーが転職市場にそんなにいるわけではない。しかもインターネット系の人たちが転職する理由の最も多くを占めるのが、「何か面白いことをやりたいから」。優秀なディレクターや企画担当であれば、所属している会社でやりたいことができる環境にあるだろう。またインターネット業界特有の横のつながりで、声をかけられ、転職していくことも多いので、なかなかマッチする人材が少ないという。
「今はまだ前職の企業の格が問われることは多いですが、人材がいないので徐々に変わりつつある傾向にあると思われます」

こうしたフルスタック人材が求められがちな一方で、スペシャリスト的な人材を採用する動きも出てきているという。
「インターネット系企業は歴史も浅いので、制度が整備されていないところも多かったんです。最近、整備されるところも増えてきて、専門職としてスキルを伸ばしていけるような企業も増えてきました。特にエンジニアの場合は、年齢が上がってくると、マネジメントの比重が多くなり、自分の手を動かすことが少なくなってきます。これまでもっと自分の手で作りたい、という人は、独立する道しかありませんでしたが、これからはスペシャリスト採用をしている企業への転職という道も考えられると思います」

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職務経歴書にプライベートでの活動や実績を書くこと

玉石混合、さまざまな企業が人材を募集しているインターネット系業界。そこでうまく転職するコツはあるのか。
「通常、職務経歴書にはどのような会社でどんな業務に携わってきたかを書きますが、そこにプライベートで作ったアプリやWebサービスについても書くことをお勧めしています。なぜなら好きでやっている人を採用したいと思っている企業が多いからです。仕事でやらされていることよりも、どんなことが好きでやっているか、どんなことをやりたいと思っているかを評価するんです」

例えばテレビ局の関連会社で字幕を送出するシステムの運用に従事していた人が、趣味で作っていたiPhoneアプリが評価され、住宅・不動産ポータルサイトの運営を行う一部上場企業に採用されたという。プライベートでやっていたことが転職で評価されるというのは、インターネット業界特有かもしれない。

勉強会などでライトニングトーク(LT)のスピーカーを務めたり、コミュニティ活動を運営・参加したりということも評価されるので、インターネット系への転職を考えているのならそういった活動にも積極的に携わっておくといいですね」

インターネット業界の採用事情はビジネス同様、日々変化している。例えば面白いサービスやアプリを開発している会社を見つければ、常にチェックし、採用していれば即アプローチすることがお勧めだという。とはいえ、あまりにも多すぎてチェックしきれないというのが実情だろう。

また先にも紹介したように、非ネット系企業でもネット系人材を求め出している。そこまでの情報をつかむのはもはや至難の業だ。今、自分が持っているスキルや知識を活かして、何か面白いことに携わりたい、というのであれば、ぜひ「私たちキャリアアドバイザーに相談にしてほしい」と進地さん。リクルートキャリアにはさまざまな企業の転職情報が集まってくる。そのため、いろいろな企業の提案ができるからだ。

何か面白いことに携わりたいという人はもちろん、会社の将来に不安を抱いている人、年を取ってもずっと現場にいたいという人は、インターネット業界の採用事情が好調の今、転職を検討してみては。
そのための第一歩としてドコイク?キャリアの活用がお勧めだ。今ならどんな転職可能性があるのか、数年後の可能性と比較検討をしてみることもできる。少しでも現状に満足していないことがあるなら、一度、試してみてほしい。

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先輩たちはどこに転職したんだろう。ドコイク?キャリア

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