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採用のミスマッチを排除!スキル類似度からエンジニアの実務力を可視化する「CODE.SCORE」の新機能

codescore

「エンジニアのスキルがわからなくて、なかなかいい人が採用できない」「自社のビジネスに合うよう効果的に育成したい」。エンジニア出身ではない人事担当者ならなおのこと、このような悩みを抱えている企業も多いのではないだろうか。このような悩みを解決できるリクルートキャリアの「CODE.SCORE」が、スキル類似度からエンジニアの実務力を可視化する新機能をリリースした。

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CODE.SCOREはエンジニアの「実務力」を可視化するサービス

「CODE.SCORE」とはエンジニアの実務力を可視化するサービスである。実務力とは、現場での実務経験によって獲得された専門技術や実践的な能力。それを選択式の試験(時間は90分)によって見える化する。2015年4月7日にサービスをリリースしている。

「既にフィジビリティスタディ期間の利用企業も含めると約50社に導入され、エンジニアの人事、採用において活用されている」と、CODE.SCOREを担当する橋本将崇さんは語る。

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従来の試験と何が違うのか。第一は「現場で使っていない技術は排除していること」と「CODE.SCORE」データサイエンティスト大成弘子さんは語る。例えば資格試験であれば、現場では使われていない枯れた技術についても問われることがある。

しかしCODE.SCOREの場合は、一切それを排除しているという。そして第二は「常に旬な技術、話題になっている技術を試験に反映していること」だ。Web上の技術関連情報をクローリング、テキストマイニングにかけ、独自に旬な技術についてのランキングを出している。試験問題を半年に1度のタイミングで刷新することで、常に旬な技術が出題される仕組みとなっている。

「例えばWebアプリケーション開発の同じ実務力を問うのでも、いろいろな問題を作っています」と大成さん。

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そして最大の特徴が、「例えばWebアプリケーション開発のエンジニアの実務力を測るのであれば、Webアプリケーションをリリースするのに必要なすべてのスキルを問題としています。つまりフロントエンドの知識はもちろん、サーバやデータベース、セキュリティなどバックエンド側まで含めたジャンルの問題を出すことで、Webアプリケーション開発に必要な実務力を可視化できることだ」と橋本さんは力説する。

類似度で見れば欲しい人材をピンポイントで採用できる!?

CODE.SCOREではエンジニアの実務力を数値として可視化するだけではない。その数値を使っていろいろな見方ができるのも特徴だ。その一つが「スキル類似度で見る」。

スキルが似ているとはどういうことか。下の表を見てほしい。

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Aさんと似ているスキルの人は誰か。総合スコアが同スコアのBさんと思うかもしれないが、各ジャンルのスコアを見る限りAさんとBさんではそれぞれ、スキルセットが異なることがわかる。

例えばBさんはAさんに比べると設計力が弱い。もしかしたらセキュリティは弱いが、Java、DBの実務力があまり変わらず、設計力が同レベルのCさんの方がスキルセット的には似ている可能性もある。このようにAさんと似ているスキルを持っている人材が欲しいと思っても、スコアだけでは直感的にわかりにくい。

CODE.SCOREでは、類似度が直感的に分かるように、各ジャンルのスコアをユークリッド距離に置き換えてプロットして表示するのだ。

f:id:carraria:20160317170020j:plain▲実際の管理画面ではどれだけ近しいかをパーセンテージで表示している

「ユークリッド距離とはリコメンデーションなどでも使われている計算手法なんです」と大成さん。ユークリッド距離で計算し直すと、Aさんに総合的に似ている人は「BさんとCさん」ということがわかるというわけだ。

スキル類似度は「採用や育成、配置などさまざまな人事のシーンで活用ができる」と大成さん。採用シーンであれば、先述のように、応募者にCODE.SCOREを受けてもらうことで、欲しい人材をピンポイントで採用できる。

「極端に言えば1対1のマイクロリクルーティングが実現します。そして面接官の恣意性が排除できるのもメリットです」(大成さん)

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「面接は恣意性に満ちている」と大成さん。恣意性とは「その時々の思いつき」という意。面接では、面接官個人のその時々の思いつき(主観)によって採用が左右されているというのである。しかしCODE.SCOREだとスコアとして表示されるので、そういった恣意性が入り込む余地がなくなる。

育成シーンにおいては、コンピテンシーモデルとのスコアの差分を見ることで、どのジャンルを育成すれば良いかが一目でわかる。もちろんコンピテンシーモデルに近づける育成だけではない。企業の戦略にあった人材の育成やスペシャリストの育成にも活用できる。

そして現在、「最も活用が進んでいるのが配置シーン」と橋本さんは語る。先の例であれば、Aさんが相対的に弱いスキルを得意とする人をアサインするというような活用方法である。このような配置をすることで、より品質の高いWebアプリケーション開発が可能になるというわけだ。

勉強会で身に付けたスキル、隠れた実務力も発掘できる

エンジニアの隠れた実務力もCODE.SCOREで発掘できるという。近年、さまざまなところで勉強会が開催されており、個人的に参加しているエンジニアも増えている。例えば業務での実務経験はなくても、このような勉強会に積極的に参加しているエンジニアの場合、現場での実務経験と匹敵するだけの実務力がついている可能性がある。

これまでであれば、実務経験がないことがネックとなり、勉強会で獲得したスキルを活かせるような現場に配置されることがなかったが、CODE.SCOREで実務力があることがスコアとして表示されれば、そういうこともなくなる。

つまりエンジニアの実務力を最大限、活用できるようになるというわけだ。これは企業にとってメリットになるだけではない。エンジニアにとっても「自分磨きの成果が正しく評価される」というメリットをもたらす。

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「自社のエンジニアのスキルレベルを把握しておくことは、採用においては非常に大事なこと」と大成さんは語る。優秀なエンジニアが欲しいのはどの会社でも同じこと。

しかしあまりにも自社のエンジニアのスキルレベルとかけ離れた人材を採用してしまうと、うまく定着しなかったり、組織運営がうまくいかなくなったりする可能性が高まるからだ。定着率の悪さを悩んでいる企業にとっても、CODE.SCOREは大きな貢献をしてくれるはず。

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CODE.SCOREは問題のブラッシュアップはもちろん、試験ジャンルおよび機能を拡張していくという。「エンジニアの実務力の見える化だけではなく、次にどんな手を打てばより人材の強化が図れるか、施策を打つような機能の提供をしていきたい」と橋本さん。

エンジニアの実務力を可視化するCODE.SCORE。このサービスが普及することで、エンジニアがより幸せに働けるようになる。そう期待できるサービスだ。

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