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CodeIQ中の人が明かす、プログラミングスキルで探せる求人サイト「CodeIQ JOBS」をリリースした狙い

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ITエンジニアのためのプログラミングスキルに特化した実務評価サービス「CodeIQ」。そのCodeIQが8月10日に、技術志向のITエンジニアのための求人サイト「CodeIQ JOBS」をオープンさせた。その狙いとは何か、従来の求人サイトとどう違うのか、明らかにしていこう。

CodeIQ JOBS

ユーザーから届いた「企業を逆スカウトしたい」

現在、世の中にはさまざまな求人サイトがある。そんな中で、「CodeIQ」がITエンジニアに特化した求人サイト「CodeIQ JOBS」が8月10日にオープンした。

CodeIQは日本のITエンジニアの4分1が利用している。そして、ITエンジニアが自身の持つプログラミングスキルに対する評価を知ることができるサイトだ。CodeIQを訪れたエンジニアは問題に解答すると、その解答が正解・不正解だけではなく、総合的な評価フィードバックが来る。その結果から自身のコーディングスキルのレベルが把握できるという仕組みになっている。

つまりCodeIQにはプログラミングが好きで、独学力があり、自身の実務レベルを常に高めたいと思っているITエンジニアが多く集まっている。そんな彼らに向けた新たなサービスとして、なぜ「CodeIQ JOBS」という求人サイトを立ち上げようと思ったのか。

「CodeIQではこれまで、企業が個人をスカウトするという機能を提供してきましたが、個人から企業に意志や意欲をアピールすることはできませんでした。ユーザーから、『企業に対して、逆スカウト機能があればいいのに』という声も多く届けられていたこともあり、ユーザーの意志や意欲を企業に伝える仕組みをまずは作りたいと思いました」

こう語るのは、CodeIQのプロデューサーを務める三木拓朗さんだ。

三木拓朗さん▲株式会社リクルートキャリア CodeIQチーム プロデューサー 三木拓朗さん

もう一つは現在の転職サイトのほとんどは、エンジニア向けに特化したサービスになっていないことだ。
「エンジニアはなかなか動かないので、採用が難しいという声も聞きますが、エンジニアが動かないのではなくて、動けるような情報が従来の総合転職サイトでは提供されていないからなんです」(三木さん)

特に専門性の高いエンジニアであればあるほど、たとえ関心のある企業の求人があったとして、「すぐに応募」という行動には至らないという。

「これはお見合いを考えてみたら分かると思うんです。例えば写真と簡単なプロフィールを見ただけで、結婚を申し込む人はいませんよね。一度会って、お互い相性をみてから決めますよね」と三木さんは説明する。

つまりエンジニアの転職もお見合いと同じ。応募するための判断材料が提供されていないので、動いても良いかなと思っていても、動くまでの行動に至らないのである。そこでそのような技術志向のエンジニアがほしい情報をきちんと提供された求人サイトとして生まれたのが「CodeIQ JOBS」というわけだ。

技術へのこだわり、取り組みなど、詳細な情報を提供

実際、CodeIQ JOBSではどのような情報が提供されているのか。
同じくCodeIQチームの安立沙耶佳さんは「技術が好きで、ギーク寄りなエンジニアが求める情報に特化しています」と言う。

安立沙耶佳さん▲株式会社リクルートキャリア CodeIQチーム 安立沙耶佳さん

「総合転職サイトは、会社の沿革や組織風土、社風という会社に関する一般的な情報が主に記載されていますが、エンジニアはその会社の技術へのこだわりや取り組みなどを詳しく知りたいと考えている人が多い。CodeIQ JOBSではそういった技術に関する情報をかなり掘りさげてヒアリングしています。そして最初に目に付くよう、募集ページの上位置に配しています」(安立さん)

f:id:carraria:20160317170055p:plain▲CodeIQ JOBS募集ページ。技術を軸に検索でき、CodeIQ検定の結果から合格可能性の高い求人を探せる


「さらに、CodeIQ JOBSでは求人ページを読んで、入社後の作業レベルまでイメージできるようなサイト作りを心がけています」と三木さんは次のように続ける。

「利用技術はもちろん、開発環境や開発の進め方、その対象となる求人がどんな技術を使いどんな役割を担うのかまで詳細に記述するよう務めています。例えばソースコードの管理はGitHubなのか、SVN(Subversion)なのか、何のプログラミング言語、フレームワークを使っているのかを使っているのか、そういうところまで情報として公開するということです」(三木さん)

やりたいことはもちろん、自分が「できるか」も判断できる

CodeIQ JOBSの特徴はそれだけではない。自分のスキルでその仕事ができるかどうか、セルフジャッジできるような仕組みがあることだ。

「これまでは、自分の『やりたいこと』ができそうな企業に応募し、その仕事が今のスキルでできるかどうかは採用する企業の判断に委ねられていました。
そうではなくて、その求人が自分のスキルにマッチしているかをエンジニア自身がマッチしているかどうかわかるようにするにはどうすればよいか。そこで各求人にどんなスキルレベルの人を求めているか、スキルピースを表示しています」

スキルピースとは問題に解答することで獲得できる、言語・領域スキルの証で、7月15日にリリースした新機能だ。

f:id:carraria:20160317170054j:plain▲CodeIQで問題に解答すると獲得できるスキルペース。上記はRubyの初級・中級・上級ピース


「例えばRuby初級の問題を解答すると、『Ruby初級』というスキルピースが付与されます。自分が獲得したスキルピースを見れば、その募集要件に自分のスキルがマッチしているかがすぐ把握できるわけです」(三木さん)

ここまではユーザーであるエンジニア側のメリットを挙げたが、採用する企業の側にもCodeIQ JOBSを活用するもちろんメリットがある。

最大のメリットは、応募者のコードを見られることです」と安立さんは言う。そのコードの書き方を見れば、エンジニアなら「うちの会社に合うかどうか」がわかるというのである。そのメリットを感じて、現在、CodeIQ JOBSでエンジニアを募集している企業は約50社。「面白いことをやっていると話題になっていたり、エンジニアの技術向上のために積極的な企業が多いですね」(安立さん)

「これらの企業にとって、CodeIQ JOBSは第3の手法なんです。先にも言ったとおり、CodeIQ JOBSのユーザーは技術が好き、いわゆるギークな人たち。従来の総合転職サイトとはユーザー層が全く違います。実はこんな事例がありました。CodeIQのユーザーがA社に応募したところ、書類で落ちたんだそうです。しかしたまたまA社のCTOがCodeIQでそのエンジニアが書いたコードを見て、技術に愛を感じてスカウトし、採用になったそうです。転職後、そのエンジニアはA社で大活躍。CodeIQ JOBSなら本当にその会社で活躍できるエンジニアを採用できる求人サイトと言っても過言ではありません」(三木さん)

企業には採用業務の効率化を、エンジニアには幸せな転職を支援

とはいえ、まだサービスは始まったばかり。課題もある。
「例えば『この問題は中級ではないのでは』という意見をもらったりすることもあります。最近は『Ruby中級を取得するなら、この問題がお勧め』というような攻略がエンジニアの間で出回ったり。スキルピース付与問題のレベルを精査・吟味することも行っていかねばなりません。またCodeIQがギークな人たちだけの場にならないよう、初心者や学生エンジニアがステップアップしていけるようなコンテンツも提供していきたいですね」(三木さん)

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「エンジニアがどんなことを望んでいるのか、エンジニアの志向や考えを人事の方にも知ってもらえるようなサービスを提供することで、採用と言う業務の効率化をお手伝いできればと考えています。
CodeIQ JOBSには学習意欲の高いエンジニアがたくさん集まっています。『こんなスキルを持ったエンジニアがほしい』というピンポイントでの採用が可能です。
一方エンジニアにとっては、たとえ実務経験がなくても、CodeIQ JOBSでスキルピースを獲得することで、実務経験の補完ができる。同じ技術を愛している人たちと楽しく仕事をしたい、という想いを持っているエンジニアの皆さんに、ぜひCodeIQ JOBSを使っていただき、幸せな転職につなげてほしいと思います」(安立さん)

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CodeIQ JOBS