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日本の人事部「HRアワード2015」最優秀賞を受賞。CodeIQはITエンジニアの転職を変えるのか?

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ITエンジニアのための実務スキル評価サービス「CodeIQ」が、日本の人事部「HRアワード2015」プロフェッショナル雇用・採用部門の最優秀賞を受賞した。受賞に至った背景とは。CodeIQが目指していくものとは。CodeIQチーム プロデューサー 三木拓朗氏と竹内祐己氏が語った。

日本の人事部「HRアワード2015」

CodeIQが日本の人事部「HRアワード2015」を受賞

国内最大級のHRネットワーク「日本の人事部」では2012年より、人事、人材開発、労務管理などの各分野において積極的な活動・挑戦を続けている企業人事部やHRビジネス企業、および人事担当者にとって評価されている書籍やサービスを表彰する日本の人事部「HRアワード」を実施している。

同賞は企業の経営者や管理者、採用・育成ビジネス、人事サービスを展開する企業の意見を基にノミネートを決定し、8万人の会員の投票により各賞が決まる。そんな透明性の高さがうけ、投票者数も年々増加しており、2012年は1107人だったが、今年は3647人となり、注目度も高まっている。

日本の人事部「HRアワード2015」

11月18日、日本の人事部「HRアワード2015」各賞が発表された。プロフェッショナル部門の雇用・採用部門 最優秀賞として表彰されたのが、ITエンジニアを「実務スキル」で評価する採用マッチングサービス「CodeIQ」だ。

選考委員の八木洋介氏(LIXILグループ執行役副社長)から表彰を受けた中途事業本部領域企画統括部・執行役員・藤原賢一氏は、「このような栄えある賞をいただきありがとうございます。CodeIQはITエンジニア向けのサービスです。今、ITエンジニアは転職活動時、自分のスキルを過去の経験や企業名、担当プロジェクトでPRするしか方法がありません。

一方、人事担当者も目の前のエンジニアのスキルを可視化し、見極めに苦労しています。そういった双方が持つ課題を解決し、エンジニアが採用マッチングされる、転職活動ができる、そういう世界を作りたいという思いからこのサービスが生まれました」と、受賞した喜びとともに、サービス誕生の背景についても説明した。

中途事業本部領域企画統括部・執行役員・藤原賢一氏

ITエンジニアの転職を幸せなものにするサービス

藤原氏も言うように、現在のITエンジニアの転職において、履歴書と職務経歴書でそのエンジニアのスキルが判断される。このような職務経歴書ベースの転職では、「仕事での経験はないが、個人で磨いてきたスキルを生かせる仕事に就きたい」と思っても、経歴がない=スキルがないと判断されるため、転職するのは難しい。

本来、企業がITエンジニアの採用において、判断すべきはその業務を遂行できるスキルがあるかどうか、のはずなのである。ITエンジニア、IT企業の双方にとってメリットのある「スキル型の転職を可能にするのが、CodeIQなんです」と、CodeIQチーム・プロデューサー三木拓朗氏は語る。

三木拓朗氏

CodeIQは出題された問題を解くことで自分の実力を把握できるという、実務スキル評価サービスだ。出題するのは企業の第一線、もしくはその技術分野で活躍するITエンジニアである。その問題を解き、評価フィードバックを受けることで、自分の実務スキルのレベルが把握できるというわけだ。

CodeIQはエンジニアのスキルやキャリアに対する希望や不安の声を基にして作られたサービスだが、このように採用する側においてもスキルレベルが分かるというだけではない。書かれたコードを見ることで、そのエンジニアの考え方やセンスを見ることができるというメリットもある。

「先進的な企業を中心に、CodeIQを活用した転職事例も増えています」と三木氏。職務経歴書では通らなかった人が、たまたま技術部長がコードを見て気に入り、転職に至ったケースもあったという。

「コードを見れば、スキルレベルだけではなくその技術に対する愛情も見ることができますからね」と三木氏は語る。CodeIQでの転職が一般化していくと、「どれだけそのスキルに対し腕を磨いているか」という点で処遇されるようになるという。

HRアワード受賞により、社会の潮流は「スキル型転職」に

「今回、HRアワードを受賞したということは、社会の潮流も『スキル型』へと変わりつつあるということを証明していると思います。まだまだ採用している企業は少なく、スキル型転職へと移行するには、乗り越えるべき壁がたくさんありますが、ITエンジニアの幸せな転職のために努力していきたいですね」と、三木氏。

また同グループの竹内祐己氏も、「CodeIQは今、遊びの場としての要素が強いのですが、もう少しキャリアアップの場としての要素を強くしていってもよいかなと考えています。新しい転職の形が実現するサービスを目指していきます。でもこれで完成形というものはきっとないのでしょうけど」と笑顔で語る。

竹内祐己氏

「新しい転職の場として活用してほしいのですが、いきなりスカウトが来ることを望まない人もいる。その辺のバランスをいかにうまくとっていくかも、これからの課題ですね」と三木氏。

授賞式での藤原氏からも「現在、9万人のエンジニアが30万本もの問題を挑戦してくれています。その結果、多くマッチングが行われていますが、まだまだ道半ばだと思っています。この受賞を糧に、より良いサービスを作れるよう、チーム一丸となって取り組んでいきたいと思います」と意気込みが聞かれた。

ITエンジニアの転職がスキル型へと移行していくのは、そう遠くない未来となっているのだろう。