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大盛況で2回目を迎えたサンカクxスペースマーケット共催「ベンチャーDive! Vol.2」キーパーソンが語るベンチャーのリアル・魅力とは?

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12月17日に開催されたサンカクとスペースマーケットによるイベント「ベンチャーDive!」はVol.2とあるように、2回目の開催。9月に開催された第1回目のイベントは、定員を超える参加者を集め、パネルディスカッションでは立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。参加者および出展者から「ぜひ、またこのようなイベントを開催してほしい」という声が上がったという。そんな反響を受け、約3カ月ぶりの開催となった。

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好評だった前回コンテンツをさらにブラッシュアップして開催!

今回の開催場所は東京・渋谷にある、PLAY FULLをコンセプトとした自由でクリエイティブな空間「TRUNK BY SHOTO GALLERY」。ウェディングパーティーなどでよく使われている「非日常な時間だからこそ、非日常な空間で」という思いから、この場所が選ばれた。

「ベンチャーDive!」は二つのメインコンテンツで構成されている。一つは企業出展ブース。出展社は13社。今回の会場では入るとすぐ、受付と企業出展ブースとなっており、参加者でフロアはあふれていた。

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また、もう一つのメインコンテンツであるパネルディスカッションは3階のイベントスペースで行われるため、参加者の多くはパネルディスカッションが始まる直前まで、企業出展を見て回ったり、出展社と話をするなどして思い思いの交流の時間を過ごしていた。

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1階は企業出展ブース、3階がパネルディスカッションの会場、では2階は?と疑問を持った方もいるだろう。実は今回2階ではベンチャー・スタートアップ領域に強みを持つ人材紹介会社「NET jinzai bank(株式会社セントメディア)がキャリアコンサルティングブースを設け、キャリア相談が行われていた。

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パネルテーマ①「キーパーソンが語るベンチャー業界のリアル」

パネルディスカッション一つ目のテーマは「キーパーソンが語る!ベンチャー業界のリアル」。登壇者は4人。一人目は馬田隆明さん。元Microsoft Ventures Tokyoのエバンジェリストおよび代表代行として、ベンチャー企業の技術面、ビジネス面のサポートに携わってきた。15年4月に退職し、現在はスタートアップサポータとして活躍している。

「スタートアップの方に役立つ情報をスライドでアップしているので、ぜひ、見てほしい」と馬田さん。ちなみに「最近は、10時に起きて夜中3時に家に帰るということを繰り返している」そうだ。

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二人目はインターネット印刷通販サービスを運営するラクスルの河合聡一郎さん。大学を卒業後、印刷機械メーカー、リクルートグループ、外資系IT企業などを経て、ラクスルの創業期メンバーとして参加。現在はHR責任者としてダイレクト/リファーラルリクルーティングを主な採用手法としてチームづくりを行っている。
「社員数は36人。少数精鋭で世の中を変えていこうと取り組んでいる」(河合さん)

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三人目はNET jinzai bank(株式会社セントメディア)の志水雄一郎さん。BizReach主催『Japan Headhunter Awards 2014』にて『Headhunter of The Year』受賞したほどの凄腕ヘッドハンター。同社は3期目で売り上げ4億円を突破。来期は7億円を目指している。「CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)の事業を始めており、日本初のハイブリッドCVCの事業を展開する予定です」(志水さん)。

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四人目はグロービス・キャピタル・パートナーズの東明宏さん。「私たちは約100億円をベンチャーに投資している会社です」と東さん。「リノベる。」「asoview」「HOPE.INC」「ITANDI」「Lancers」といった、話題の注目ベンチャーを支援している。

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そして司会を務めたのが、スペースマーケットの重松大輔さん。重松さんは1976年生まれ。NTT東日本に入社。30才ぐらいになると、「いい意味でも悪い意味でも将来が見える。先の見える社会は嫌だ」と思い、友人が立ち上げたフォトクリエイトへ入社したという。
赤字経営だったが、同社事業の基盤となるインターネット写真サービスやフォトクラウド事業を企画立案し、東証マザーズ上場に貢献したという。2014年1月に、レンタルスペースを簡単に貸し借りできるスペースマーケットを創業、代表取締役として事業のさらなる成長に奔走している。

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今年のベンチャーマーケットを一文字で表すと?

今年のベンチャーマーケットを一文字で表すとしたら?──重松さんのこの問いかけに最初に答えたのは河合さん。「変化の『変』。資金調達が以前よりすごく容易になったこと。労働市場は大企業にいる方もベンチャーを持ってもらえるようになった。そしてITを使っていろいろな産業を変えていこうという動きが起こってきた。これら3つの観点から総括して『変』という字が当てはまると思う」。

東さんは「『深』という字。金融や不動産、教育などにITを使って深く刺すベンチャーが勃興してきた年だと思います」。

馬田さんは「多様性の『多』です。いろんなプレイヤーが入ってきて、支援する側も増えるなど、多様性が進みました」。

志水さんは「『人』ですね。資金調達はしやすくなりましたが、やはり優秀な人材を採るのは難しいからです。しかも日本はこれから就労人口が減っていく。そのときに成長し続けるには、どういう事業を作っていくのか。人を科学することを真剣に考える時代になったのでは」。

「私はReal」という重松さんの答えにパネラーから「一文字じゃない」という突っ込みが入る一幕も。リアルを選んだ理由は、例えば農業にテクノロジーを入れるなど、ITとほど遠いRealなところにITを入れるのがトレンドとなっているからだそうだ。

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ベンチャーの魅力って何?

ベンチャーの魅力とは何か。この問いに最初に答えたのは馬田さん。
人だと思う。そこにいる人が好きだから働ける。本当に優秀な人たちと働ける。それがベンチャーの良さ」。

続いて河合さんは「人を集めるビジョンがベンチャーの魅力。働く場所など自分の人生を自分でマネジメントして、共感した仲間と働けるのがベンチャーの良さだと思う」と回答。

志水さんは「現実的な話、ベンチャーで働く人の多くそんなに幸せではない。しかし中には成功をつかむ人がいる、そこが魅力。だから5年本気で勝負できる場所を探すことが大事。そうすると家が港区に構えることができるかもしれない。さまざまな選択ができる場所だと思う」。

東さんは「私はベンチャー2社で働いたことがある。とにかくめちゃくちゃ仕事ができた。前職では深夜3時まで働くことも珍しくなかった。疲れたことよりも、いろいろ仕事をさせてもらえたことが良かった。こういう筋トレは若いときしかできない。若ければ若いほど、そういう機会が一杯得られる。そこが魅力だと思う」と答えた。

重松さんは「スタートアップに出合ってガラリと人生が変わった。新しいカルチャー、仕組みが作れる。それを自ら仕掛けられるのは最高に面白いこと。また素晴らしいメンバーに出会えて、子どもにも良い影響を与えられている。みなさんも、ベンチャーにDive!していただければと思います」と話した。

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ベンチャーに飛び込むべき人はどんな人?

この問いかけに口火を切ったのが東さん。「自走できる人。自ら仕事をつくっていくタイプの人は飛び込んでほしい」。

志水さんは「どんな人というか、みんなジョインしてほしい。日本のGDPは現在3位だが、数十年後には18位まで落ちる。もはや大企業では新規事業を作れない。だから私たちは世界で勝てる企業を作るためにやっている。ベンチャーは、リスクはあるが、ぜひ飛び込んでほしい」と熱いメッセージを送った。

続いて河合さんは「飛び込んでほしい人は自分の人生に投資意識を持っている人。仕事を選ぶことに、投資意識を持ち、そして変化を楽しむことができる人。そういう人にはお勧め」と語る。

馬田さんは「ある意味悲観的な人が向いているのかなと。例えば今後、事務職はきっとなくなる。そういうのを考えたときに、定年75才までとして、みなさんの職業が定年まで残るかどうかを考えてみる。そしてなくなると思うのであれば、その前に飛び込んでみるのが大事だと思う」。

最後は重松さん。
自燃型。つまり自分で燃えることができる人に飛び込んでほしい。自分の人生を主体的に生きている人じゃないとお互い不幸になる。自分で課題を見つけて自分でバンバン解決していく人は、成長していける。ぜひそう言う方にリスクを取って入ってほしい」。

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最後にベンチャーに興味がある方に対してひと言

「私が公開しているスライドを見て勉強していただき(笑)、ぜひベンチャーに入ってください」(馬田さん)

「ベンチャーも選択肢なので、自分の人生をどういう掛け合わせで生きていくか。今日のようなイベントを通じて、ベンチャーもいろんなステージがある。100人200人のベンチャーもあれば本当にスタートアップのベンチャーもある。どんなステージが自分に合うのか。情報を収集し、自分に合う生き方を見つけてほしい」(河合さん)

「ヘッドハンターにだまされるな。ヘッドハンターと名乗っている人の多くは、キャリアコンサルタント。営業が取ってきたものを説明するのが仕事。本当に信頼のできるマネーキャピタルと連携しているような人材バンクだと、生々しく教えてくれる。そう言う人と出会う人生を選んでほしいですね」(志水さん)

「キャリアの一つの選択肢として、ベンチャーが入るのであればぜひ飛び込んでほしい。絶対成功するベンチャーに投資をしているので、ぜひ、声をかけてください」(東さん)

最後に重松さんが次のように参加者に呼びかけ、パネルディスカッションは終了した。
「ベンチャーはやってみないとわからないことが多い。だから手伝ってみるところから始めるのがお勧め。その意味でもサンカクはすごくよいサービスです。ぜひ、サンカクを使って、ベンチャーにDive!してみてはいかがでしょう」

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30分間の熱いトークに、多くの立ち見の参加者も聞き入り、充実した時間となった様子だった。

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今回二つのパネルディスカッションが用意されたが、参加者が聞けるのはいずれかひとつ。従ってパネルディスカッション後は、1階の企業ブースに戻り、出展企業と交流を深めたり、2階のキャリアコンサルタントブースで相談を行ったりする人が多かった。

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もちろん、イベントを堪能して会場を後にする人もいたり。もちろんほとんどの参加者は企業ブースに戻り、交流を深めていたため、1階は大変な盛り上がりを見せていた。

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また今回のイベントでは伊藤園と森永製菓、ログミーがスポンサーとしてイベントの盛り上げを後押し。伊藤園はお茶などの飲料ペットボトルを、森永製菓はチョコボールをはじめとするお菓子を提供した。

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パネルテーマ②大企業 VS ベンチャー ぶっちゃけ対談

2つめのパネルディスカッションのテーマは「あなたはどっち派? 大企業 VS ベンチャー ぶっちゃけ対談」。事業立ち上げ経験のある大企業代表2人とベンチャー代表2人が激論を交わすというもの。まずベンチャー代表の一人目は、今回のパネルディスカッションでも司会を務める重松さん。

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二人目は、freeeの代表取締役・佐々木大輔さん。freeeは会計ソフトや給与計算ソフトなど、クラウドを活用し、バックオフィスの業務を自動化するソリューションの提供を行っている。

佐々木さんは学生時代からスタートアップ企業で、システム開発やマーケティングリサーチ手法の開発に携わってきた。2008年にはGoogleに参加し、日本におけるマーケティング戦略の立案などに従事。2012年7月にfreeeを創業。
「全自動のクラウド会計ソフト『freee』はクラウド会計ソフト市場にてシェアトップクラス。中小企業向けに融資できるプラットフォームを作っている」と佐々木さん。

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これに対して大企業代表の一人目は、ソニー・ビジネスクリエーター室室長の下村秀樹さん。ソニーで発達型人工知能のスペシャリストとして、15年間QRIOやAIBOなどのロボットの開発に従事。

その後、新規事業組織のマネジメントに転身、MESHプロジェクトやエアロセンス設立などに携わる。現在は、新規事業をやりたいと言う人を社内外から集めて、育成する「ビジネスクリエーター室」の室長を務める。
「こんな組織を持っている大企業はなかなかないと思う」と下村さんは語り、そこから生まれた新製品「AROMASTIC(アロマスティック)」を披露した。

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二人目はリクルートホールディングスの麻生要一さん。「リクルートに入ったことで社内起業家人生が始まった」と語る。2010年にニジボックスを設立し、13年4月に代表取締役社長兼CEOに就任。現在はその職につきながらも、リクルートホールディングス Media Technology Lab. 室長も務める。

「リクルートの新規事業はボトムアップ。500件の提案があって、テストマーケティングして、事業として成立するか検討をしていく」と言う。自己紹介が終わり、パネルディスカッションがスタート。

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なぜ、大企業を飛び出してスタートアップしたのか?

この質問に対し、最初に答えたのは佐々木さん。
どうしても解きたい問題が見つかったから、というのが答えですね。きっかけはGoogleで中小企業向けのマーケティングを担当していたとき、いろいろはがゆい思いをしたこと。中小企業ではいまだにFaxを使ってコミュニケーションをしたりしていた。だからこそ中小企業のビジネスのど真ん中をインターネット化することに取り組めないかと考えたのです。するといつの間にか自分でプログラミング覚えて、コーディングを始めていました

一方の重松さんは、「先が見えたことですね。NTTのいいところでもわり悪いところでもあるのは安定しているところ。40才になると先が見える。そんな先の見える世界が嫌だったので、フォトクリエイトにジョインした。そこがさまざまな成長の痛みを体験して、一昨年上場。一つの成功を見たことで、また先が見えてきた。また不安定なところに戻りたいと思い、2年半前に100個ぐらいビジネスアイデアを考えた。また一方で、投資会社が出資しているリストをチェック。その中にシェアリングエコノミーがあり、日本でもこれは来ると思い、スペースマーケットを作ったんです」と回答した。

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なぜ、大企業内の新規事業という道を選んだのか

麻生さんは「こういうことをやりたいと言ったらやらせてもらった。だから外に出る必要は感じることがなかったんです。この質問はあまり当てはまらないかも」と回答。

下村さんも「私も必要に迫られなかったから」と同調する。45歳まで研究開発に従事していた下村さんだが、ある日、新規事業に携わることに。
「その結果、2つぐらい結果が出た。新規事業に関してはフォロワー的なマネジャーという感じ。中には辞めていった部下もいる。彼を見ると、世の中にインパクトを与えたいという意識が潜在的にあったようだ。そういう強い思いがあり、きっかけがあると若い人は外に出ることにチャレンジする。彼はやりたいことがやれており、すごい勢いで成長するので、良かったなと思っています」と付け加えた。

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そんな二人の答えに「今回登壇した2社は特別かも。私が所属していたNTTのような企業だともっと違う答えが聞けたかも」と重松さん。
麻生さんも「やりたいとやらせてくれるチャンスを与えてくれたのが、VCの方なら、きっと外に出ていたと思う。大企業でもやりたいことができるかどうかだと思う」ということに。

ベンチャーVS大企業 それぞれのメリット・デメリットは?

最初に答えたのは佐々木さん。
「ベンチャーのデメリットはないですね。たとえ会社をつぶしても箔になるので、ぼくはいいかなと思っている。Googleの社員にも、スタートアップつぶしましたという人が一杯いましたからね。もう一つはゲリラ戦のようなベンチャーでしかできないような、やり方ができること。例えば大企業でプロダクトとして出す場合、不完全なモノを出すことなんてできません。一方ベンチャーならそういうこともできる。こういう戦い方ができるのはスタートアップならではだと思います」

「確かに私たち大企業の場合、一定のセキュリティレベルを担保しないと出せないので、製品やサービスをリリースするスピードは遅れます。そこはデメリットかも知れませんが、逆にメリットは、セキュリティチェックするにしても大量の知見がたまっているので、ベンチャーでは気付かないクオリティレベルに仕上げることができることです」(麻生さん)

「確かに大企業は新しいことが受け入れにくい体質にある。一つセキュリティ事故が起こると、すべての事業に悪影響が及ぶので。そういうことがないように一生懸命いろんな人が頑張る。そうするとプロセスが重くなる。テレビでも画期的なテレビを作ろうと思うと、現行のテレビを作っている人が止めてくれと言う。自分でやりたいことがなかなかできないというのは、大企業のデメリットかも。一方、メリットはアセットが揃っていること。それを最大限活用する事業を考えているなら 大企業が有利だと思います」(下村さん)

続けて重松さんも「大企業のときの良い思い出は、20代半ばで千葉支店の宣伝担当となり、2億円ぐらい使えたこと。自分の判断でキャラクターを作ったり、いろいろなことできた。これは大きな経験。ベンチャー企業だとお金がないから諦めることもある。ベンチャーのメリットは意志決定のスピードが速いこと。それがベンチャーの命ですね」と回答。

このようなお金ネタについて、「確かに大企業の方がお金を持っているかも知れないが、予算取りするのとベンチャーキャピタルからお金を集めるのはほぼ同じプロセス。なので、資金があるなしについては、ベンチャーのデメリットとは言えないのでは」という意見が佐々木さんから出た。

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最後にベンチャーや新規事業に興味のある方に対してひと言

この問いかけにまずは麻生さんが一言。
「ベンチャーvs大企業となっているが、そんなに変わらないと思っている。大事なのは、大企業かベンチャーかではなく、できる限り裁量権のある仕事を早い段階でやっていくこと。自分にとってなりたいキャリアゴールがあり、そのスキルを身につけるための裁量権をどれだけ早く与えてもらえるか。それがないなら出ればいい。なるべく若い内から自分で自分の仕事を作って、失敗を積み重ねること。それがスキルにつながるので、ぜひ、そういう仕事に携わっているか、改めて考えてほしい」

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「ぼくもそう思う。何をやりたいのかをちゃんと考えてほしい。例えばみなさんを仕事相手として選ぶ場合、私は何ができますかと聞く。それがやりたいことと重なっている人がハッピーになれる。自分は何ができるか、それをもっとアピールすることが大事。ソニーは大企業だけど、SAP(Sony Seed Acceleration Program:ビジネスを作り出すためにスタートさせたプログラム)を持っています。無茶もし始めている。大企業でもキャリアのチャンスが増えています。自分は何ができるかを持って、人生を選んでいくこと。頑張ってください」と、下村さんは参加者にエールを送った。

「具体的にやりたいことがある人は、それをやればいい。サポートしてくれる人はたくさんいます。そうではない人はレアな体験をすること。人気があるところに寄って行くとそこはすぐ埋まっていく。世の中には誰も見ていないけど重要な問題はいっぱいある。そういうところを見つけ、チャレンジしていくことが世の中全体のためになると思う。私は起業家になりたいと思ったことはないが、学生時代、スタートアップで仕事をしたことで、会社が大きくなっていくこと、そしてどんな辛いことも乗り越えられるんだなと言うことを学べました。例えばそういう図太さがスタートアップだと身につく。なんとかレアな経験をしていくことをお勧めします」(佐々木さん)

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最後に重松さんが次のように語り、パネルディスカッションを締めた。
「世の中のほとんどの人が現状維持というか、変わりたくないと思っている。そんな中で起業したい、新しいことやりたい人という人は1割。しかもリスク取ってでもやりたいという人は本当にクレイジーな人。でもそんなクレイジーな人が世の中を変えていく。これからの日本はスタートアップやベンチャーが伸びないと駄目になると思います。だから大企業との人事交流や面白い取り組みがどんどん出てきています。とにかく興味があるなら、一度スタートアップとかを手伝ってみてほしい。それができるのがサンカク。ぜひサンカクを活用し、ベンチャーにDive!してください。ただしスタートアップは麻薬のようなもので、一旦そこに入ると戻れなくなりますけどね」

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こうして2つのパネルディスカッションは終了。その後も1階の企業ブースでは、多くの人が立ち寄り、さまざまな企業と交流を深めていた。ベンチャーに関心のある方は、ぜひ、次回リアルサンカクイベント「ベンチャーDive!」に参加してみては。ベンチャーのさまざまを知ることができるはずだ。

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